小売業のロス問題の現状
小売ロス(棚卸し減耗)は万引き・事務誤差・仕入れ詐欺等により生じる実在庫と帳簿上の差で、日本の小売業全体で年間約4.5兆円の損失とも試算されています。万引きはロス全体の約40%、残り60%は内部不正・仕入れ先詐欺・事務誤差が占めます。
近年は組織的窃盗の増加、セルフレジ拡大による死角、人手不足による店員配置減少など課題が深刻化しています。防犯カメラや警備員は必要ですが、それだけでは不十分な状況です。
RFID+EAS複合導入が最大効果を生む理由
RFIDとEASはロス対策の異なる側面に対応します。EASは抑止力:商品タグが出口で警報を鳴らす仕組みは最もコスト効率の高い万引き抑止手段であり、EAS導入店で30〜50%の万引き削減が報告されています。ただしEAS単独では何が・いつ・どのように盗まれたかは分かりません。
RFIDはEASを補完しアイテムレベルの在庫可視化を実現します。RFID退出ゲートと組み合わせることで抑止(タグ存在)と検知(リアルタイム在庫減少アラート)が両立し、次回棚卸しを待たず即座に対応できます。
トレンド:ソース・タギングと統合システム
ロス対策の最大トレンドはソース・タギング、つまりメーカーが工場出荷前にRFID・EASラベルを貼付する取り組みです。これにより店舗タギング労務がゼロになり100%タグカバレッジが実現します。日本の大手ファッションリテーラーがサプライヤーへのソース・タギング義務化を進めています。
次のステップはRFID+EAS機能を1枚のタグで実現する統合システムです。SDNIはKeonn Technologiesと連携しこの統合システムを展開しており、在庫管理と防犯対策を単一インフラで実現する導入提案が可能です。
